同じ「好き」という言葉を使っていても、その中身は人によってまるで違います。ある人にとって恋は燃え上がる炎ですが、別の人にとっては何年もかけて温まっていく湯たんぽのようなものです。すれ違いの多くは、気持ちの量ではなく愛し方の形の違いから生まれます。
社会学者・心理学者の Lee は、人の恋愛観を色にたとえて整理しました。情熱的なエロス、遊びとしてのルダス、友情から育つストルゲ、条件を重んじるプラグマ、独占的で不安の強いマニア、見返りを求めないアガペー。この6つは、その後の恋愛態度研究でも繰り返し取り上げられてきた枠組みです。
はじめにお伝えしておきたいのは、6つのどれにも優劣はないということです。そしてラブスタイルは生まれつき決まった刻印ではありません。相手が変われば出方も変わりますし、10代の恋と40代の恋では色が違って当然です。ここで出るのは「いまのあなたに濃く出ている色」であって、一生の型ではありません。
🔬 この診断の位置づけ
複数の心理学研究・理論を参考に、本サイトが独自に構成したセルフチェックです。学術的な標準化はされていません。本診断は Lee のラブスタイル理論(6類型)と、Hendrick & Hendrick らによる恋愛態度研究で扱われてきた内容を参考に、日本語で読みやすく再構成したものです。研究用の標準化された尺度そのものではありません。
この診断でわかること ― 6つのものさし
この診断は次の6つのものさしでできています。それぞれが何を測っているのか、高く出たとき・低く出たときに何が起きやすいのかを解説します。どのものさしにも「高いほうが良い」はありません。活きる場面と、気をつけたい場面があるだけです。
1エロス(情熱的な愛)Eros
相手に強く惹かれ、気持ちをまっすぐ伝えたくなる愛し方です。出会いの早い段階で確信を持ちやすく、心と体の距離が近いことを大切にします。
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エロスは、相手に強く心を引かれる感覚と、それを隠さず表に出せる度合いを見ている尺度です。直感的に惹かれる強さ、相手と近い距離にいたいという願い、出会って早い段階でこの人だと感じる確信の持ちやすさなどが、この数値にまとめて表れます。恋愛の量ではなく、惹かれ方の質を見ていると考えてください。
恋愛場面では、好意をためらわずに言葉や態度で示す、相手のことを知りたくて質問が増える、二人で過ごす時間を優先する、といった形で現れます。高い人ほど関係の初期に濃い充実感が生まれやすく、低い人は落ち着いた歩幅で相手を見きわめようとします。どちらも、関係の入り口の作り方が違うだけです。
理論のうえでは、Lee が整理した六つのラブスタイルのうち、もっとも情熱の色が濃い型にあたります。Sternberg の愛の三角理論でいう情熱の要素とも重なります。ただしこうした分類は愛し方を語るための枠組みであり、性格特性のように厳密に検証されているわけではない点は、正直にお伝えしておきます。
▲ 高めに出たとき
活きる場面好意がまっすぐ伝わるため、相手に迷いを残しません。関係の初期に強い喜びと親密さを生み出せることは、あなたの大きな持ち味です。
気をつけたい点最初の高揚が落ち着いた時期を、気持ちが冷えた証拠だと誤解しやすくなります。相手の反応が薄いときに、それを拒絶と受け取ってしまう場面にも注意しましょう。
▼ 低めに出たとき
活きる場面勢いに流されず、相手をよく見てから距離を決められます。恋愛が始まっても生活のリズムが崩れにくく、周囲との関係も保ちやすいところが強みです。
気をつけたい点好意が相手に届きにくく、興味がないと受け取られることがあります。気持ちはあるのに表現の回数が少ないだけ、という行き違いが起こりやすくなります。
✅ このものさしを活かすには
- 相手のどこに惹かれたのかを、外見以外の言葉で三つ書き出してみると気持ちの根拠がはっきりします。
- 高揚が静まってきたら、終わりではなく第二段階と呼び直し、その時期にできることを一つ決めてみましょう。
- 好きだと伝えるだけでなく、相手が何をされるとうれしいのかを一度たずねてみてください。
- 会えない時間に予定が空白にならないよう、恋愛以外の楽しみを週に一つ確保しておきましょう。
よくある誤解情熱的な人は長続きしないと言われがちですが、そうとは限りません。関係が続くかどうかを分けるのは熱量の高さではなく、熱が落ち着いたあとに何を大切にするかを選べるかどうかです。
2ルダス(遊びの愛)Ludus
恋愛を楽しいゲームのように味わい、重くなりすぎない距離を好む愛し方です。束縛を避け、自分の世界を保ったまま関わろうとします。
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ルダスは、恋愛との距離の取り方を見ている尺度です。相手に飲み込まれずに自分の世界を保てるか、関係を重く考えすぎずに楽しめるか、束縛や独占から距離を置けるか。恋愛が生活の中心になるのか、生活を彩る要素の一つになるのかという、配分の違いを映しています。
恋愛場面では、連絡の頻度にこだわらない、相手の予定に干渉しない、深刻な話題を軽やかにかわす、といった形で現れます。高い人は関係が始まっても日常が崩れず、低い人は一人の相手に深く時間を注ぎます。前者は自由さとして、後者は真剣さとして、それぞれ相手に伝わります。
Lee の分類では遊びの愛と訳されますが、これは不誠実さを意味する言葉ではありません。関係の重さについての好みを表す軸だと考えてください。ただし、望む関係の形が相手と違うまま進むと相手を傷つけることがあるため、自分の距離感を早めに言葉にしておくことが大切になります。
▲ 高めに出たとき
活きる場面恋愛に振り回されず、仕事や友人関係を保ったまま関われます。相手を束縛しないので、相手にとっては呼吸のしやすい関係になりやすいところが持ち味です。
気をつけたい点本気度が伝わらず、相手を不安にさせることがあります。深い話題を避け続けると、関係が浅いところで止まってしまう場合もあります。
▼ 低めに出たとき
活きる場面一人の相手に真剣に向き合え、その姿勢が相手にはっきり伝わります。関係を大切に育てたい人にとって、あなたの一途さは大きな安心材料になります。
気をつけたい点恋愛が生活の中心になりやすく、うまくいかない時期には他の領域まで揺らぎがちです。相手の一人の時間を減らしすぎないよう気をつけたい場面もあります。
✅ このものさしを活かすには
- 自分が望む関係の形を、付き合いの早い段階で一度きちんと言葉にして共有しておきましょう。
- 相手が真剣な話をしてきたときは、その場で茶化さずに、最後まで一度聞いてみてください。
- 月に一度は、自分から一歩踏み込んで相手に質問する場面を意識して作ってみましょう。
- 距離を置きたくなったとき、その理由を自分の言葉で説明してから行動に移しましょう。
よくある誤解ルダスが高い人は浮気性だと誤解されがちですが、この尺度が見ているのは関係の重さの好みであり、約束を守るかどうかとは別の話です。誠実さは距離感ではなく、決めごとを守る行動に表れます。
3ストルゲ(友愛的な愛)Storge
友情がゆっくり温まって恋になっていく愛し方です。派手な高揚よりも、安心して何でも話せる関係が続くことを大切にします。
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ストルゲは、信頼を土台にして愛情が育つ度合いを見ている尺度です。強い高揚よりも、安心して何でも話せる関係が続くことを重んじる傾向を映しています。友人としての心地よさと恋人としての気持ちが地続きになっているかどうか、と言い換えることもできるでしょう。
恋愛場面では、関係が進むまでに時間をかける、相手の生活や癖を丁寧に知ろうとする、けんかのあとも関係を投げ出さない、といった形で現れます。高い人は長い関係のなかで力を発揮し、低い人は関係に刺激や変化を求めます。速度の好みが違うだけで、どちらにも続け方があります。
Lee の枠組みでは友愛的な愛と呼ばれ、Sternberg の愛の三角理論でいう親密さの要素と重なります。安定した関係と結びつけて語られることの多い型ですが、ラブスタイル理論はあくまで愛し方を整理する枠組みであり、どの型が幸福を保証するかまでが決まっているわけではありません。
▲ 高めに出たとき
活きる場面時間をかけて信頼を積み上げられるため、関係が長くなるほど強くなります。相手の調子が悪い時期にも隣にいられる安定感が持ち味です。
気をつけたい点好意の表現が控えめになりやすく、相手には大切にされているかどうかが分かりにくいことがあります。関係が友人のまま止まって動かない場合もあります。
▼ 低めに出たとき
活きる場面関係に変化や刺激を持ち込め、慣れ合いになりにくいところが強みです。気持ちが動いたときに素早く動けるので、関係の始まりを作りやすいでしょう。
気をつけたい点安定した時期を退屈と感じやすく、落ち着いた関係の価値を見落とすことがあります。相手の穏やかさを愛情の薄さと取り違えないよう気をつけましょう。
✅ このものさしを活かすには
- 安心できていると感じたときこそ、その気持ちをそのまま言葉にして相手に伝えてみましょう。
- 友情から先に進みたいときは、あいまいにせず自分から一度だけはっきり意思を伝えてみましょう。
- 記念日や節目には、いつもと違う場所で過ごす二人だけの時間を意識して用意してみましょう。
- 相手が刺激を求めるタイプなら、その必要も否定せずに折り合い方を話し合いましょう。
よくある誤解ストルゲが高い人は恋愛感情が薄いと誤解されがちですが、実際には感情の温度が低いのではなく、温まるまでの時間が長いだけです。速度の違いを冷たさと取り違えないようにしたいところです。
4プラグマ(現実的な愛)Pragma
生活・価値観・将来設計といった現実的な条件を踏まえて相手を選ぶ愛し方です。感情だけに流されず、続く関係かどうかを冷静に見ます。
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プラグマは、相手を選ぶときにどれだけ現実の条件を織り込むかを見ている尺度です。生活のリズム、金銭感覚、将来の希望、家族や仕事との関わり方など、長く一緒にいるうえで効いてくる要素を、感情とは別に検討する傾向を映しています。感情を軽んじているわけではなく、感情と条件を別々の物差しで見ているところが、この尺度の特徴です。
恋愛場面では、条件を早い段階で確認する、感情が高ぶっても一晩置いて考える、将来の話を具体的に進めたがる、といった形で現れます。高い人は生活が始まってからのすれ違いが少なく、低い人は目の前の気持ちを大事にして、関係の入り口を広く保つことができます。
Lee の分類では現実的な愛と呼ばれます。打算的だという響きで受け取られることもありますが、実際には長く続く関係を設計する力に近いものです。ただし条件は関係を保証しません。同じ条件でも、話し合いの仕方によって続き方が変わることは覚えておきたいところです。
▲ 高めに出たとき
活きる場面生活を共にしたときのすれ違いが少なく、問題が起きても現実的な解決策を出せます。将来の話を具体的に進められることも強みです。
気をつけたい点条件で候補を絞りすぎると出会いが狭まります。相手には採点されていると感じられ、素直な気持ちを出しにくくさせてしまう場合もあります。
▼ 低めに出たとき
活きる場面条件にとらわれず、目の前の相手そのものを見られます。枠を作らないので、思いがけない相手との関係が始まり、育っていく可能性が広がります。
気をつけたい点生活が始まってから、価値観や金銭感覚の違いに気づくことがあります。好きだという気持ちだけで難所を越えようとして、消耗する場合もあります。
✅ このものさしを活かすには
- 条件は入口の関門ではなく、進みながら確かめる項目として使うと出会いが狭まりません。
- 相手に確認したいことは、質問攻めにせず、一回の会話につき一つだけにしてみましょう。
- 譲れない条件と、あったら良い条件を三つずつ選び、紙に分けて書き出して見比べてみましょう。
- 将来の話をするときは、決定ではなく現時点の希望として伝えると受け取られやすくなります。
よくある誤解条件を見る人は愛情が薄いと誤解されがちですが、この尺度が高いことは、その関係を続ける前提で考えている証拠でもあります。冷たさではなく、時間の長さを見ている視点だと考えてください。
5マニア(熱狂的な愛)Mania
相手のことで頭がいっぱいになり、気持ちが大きく揺れる愛し方です。強い思い入れと同時に、不安や独占したい気持ちも生まれやすくなります。
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マニアは、恋愛のなかで感情がどれだけ大きく揺れるかを見ている尺度です。相手のことで頭がいっぱいになる感覚、返事が来ないときの落ち着かなさ、嫉妬や不安の強さなどが反映されます。測っているのは感情の振れ幅であって、相手にどう振る舞うかという行動そのものではありません。
恋愛場面では、連絡の間隔が気になる、相手の言葉を何度も読み返す、些細な変化を悪い方向に受け取る、といった形で現れます。高い人は関係に真剣に向き合っている分だけ揺れが大きくなり、低い人は同じ状況でも落ち着いていられます。揺れの大きさは、愛情の量とは別のものです。
大切なのは、感情と行動を分けて扱うことです。嫉妬や不安を抱くこと自体は誰にでも起こりますが、相手の携帯を見る、行動を細かく確認する、外出や交友を制限するといった行為は、相手の自由を侵す別の問題になります。もし関係のなかで恐怖を感じているなら、信頼できる第三者や公的な相談窓口にご相談ください。
▲ 高めに出たとき
活きる場面相手に真剣に向き合え、関係の小さな変化にもいち早く気づけます。気持ちを深く注げることは、相手を大切にする力の一つの現れでもあります。
気をつけたい点不安から確認や連絡が増えると、自分も相手も消耗します。つらいときほど、送る前に置く時間を決めておくことが、自分を守ることにつながります。
▼ 低めに出たとき
活きる場面関係のなかで落ち着いていられ、小さな出来事に振り回されません。相手に余白を残せるため、互いが自分の時間を持ちやすい関係になります。
気をつけたい点気持ちの揺れが表に出にくく、相手には真剣さが伝わらないことがあります。相手の不安に気づくのが遅れ、深刻になってから知る場合もあります。
✅ このものさしを活かすには
- 不安なメッセージは送る前に一度メモへ書き出し、十分ほど置いてから読み直しましょう。
- 返事を待つ時間をあらかじめ自分で決めておき、その間は別の予定を入れて過ごしましょう。
- 嫉妬を感じたら、相手の行動を調べるのではなく、自分が何を怖いのかを書いてみましょう。
- 不安が強い日は、相手ではなく友人や家族に話を聞いてもらう選択も持っておきましょう。
よくある誤解マニアが高いのは愛が深い証拠だ、と説明されることがありますが、揺れの大きさと愛情の深さは別のものです。不安を我慢する必要はありませんが、それを相手を縛る理由にしないことが大切です。
6アガペー(献身的な愛)Agape
見返りを求めず、相手の幸せを自分のことのように願う愛し方です。相手のために動くことを負担と感じにくく、深い思いやりを持って関わります。
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アガペーは、見返りを求めずに相手の幸せを願う度合いを見ている尺度です。相手のために動くことを負担と感じにくい傾向、相手の希望を自分の希望より先に置く姿勢、相手の弱さを責めずに受け止めようとする構えなどが、この数値に表れます。相手の役に立てたときに自分の満足も一緒に生まれるかどうか、と言い換えることもできるでしょう。
恋愛場面では、相手の都合に合わせて予定を調整する、相手が困っているときに自分のことを後回しにする、相手の欠点を責めずに引き受ける、といった形で現れます。高い人は相手に深い安心を与えますが、自分の消耗に気づきにくくなります。低い人は自分の輪郭を保ちやすい代わりに、譲る場面が少なくなります。
Lee の分類では献身的な愛と呼ばれ、無条件の思いやりとして説明されます。ただし献身は、相手に伝わってはじめて関係の力になります。黙って尽くし続けると、相手には気づかれないまま自分だけが消耗することもあるため、してほしいことを伝える力とセットで持っておきたい性質です。
▲ 高めに出たとき
活きる場面相手に深い安心を与えられ、困っているときの支えになれます。相手の弱さを責めずに受け止められる姿勢は、関係の土台を強くします。
気をつけたい点自分の消耗に気づきにくく、限界まで我慢してから崩れることがあります。尽くしても報われない関係を、自分の努力不足だと考えてしまう場合もあります。
▼ 低めに出たとき
活きる場面自分の希望を保ったまま関われるため、無理が続きにくいのが強みです。対等な役割分担を作りやすく、関係が一方通行になりにくいでしょう。
気をつけたい点相手が支えを必要としている場面で、譲るという選択が出にくいことがあります。相手には気持ちを向けてもらえていないと感じられる場合もあります。
✅ このものさしを活かすには
- 今週相手にしてあげたことと、してもらったことを並べて書き出し、偏りを眺めてみましょう。
- 相手のために何かをする前に、それが本当に望まれているのか一度たずねてみましょう。
- 自分が我慢していることを一つ選び、してほしいという形に言い換えて伝えてみてください。
- 自分だけの予定を週に一つ、相手の都合に左右されない形であらかじめ確保しておきましょう。
よくある誤解尽くすほど愛が深いと考えられがちですが、我慢の量と愛情の深さは比例しません。相手が望んでいない献身は届きにくく、言葉にして伝えられた希望のほうが関係を動かすことも多いのです。
受け方のコツ
- いま交際中の人は現在の相手を、そうでない人は「これまでの恋愛でのふだんの自分」を思い浮かべて答えてください。
- 理想の恋愛観ではなく、実際にとってしまう行動や、わいてくる気持ちのほうを基準にしてください。
- 恋愛経験が少なくても大丈夫です。その場合は「もし好きな人ができたら、たぶんこうなる」という想像で答えてかまいません。
- 深く考えこまず、5秒ほどで直感的に答えるほうが、あとから読んで納得のいく結果になりやすいです。
結果の読み方
6つの数値は混ざり合うものです。ひとつだけが突出する人もいれば、3つが同じくらいの高さで並ぶ人もいます。もっとも高いスタイルが見出しになりますが、2番目・3番目に高いスタイルを合わせて読むと、あなたの恋愛の輪郭がずっと立体的になります。
とくに面白いのは組み合わせです。たとえばエロスとアガペーがどちらも高い人は、強く惹かれた相手に全力で尽くす熱量を持ちます。マニアとプラグマが並ぶ人は、感情では激しく揺れながら頭では現実を計算しており、その落差に自分でも戸惑いやすい、という読み方ができます。
低い数値は「欠けているところ」ではありません。ルダスが低いのは誠実さの表れですし、マニアが低いのは関係のなかで落ち着いていられる強さです。もし恋愛にまつわる不安や苦しさが日常生活に支障をきたしている場合は、診断結果で判断せず、医療機関や公的な相談窓口にご相談ください。
よくある質問
ラブスタイルは一生変わらないものですか?
変わります。ラブスタイルは生まれつきの刻印ではなく、相手・年齢・生活状況によって濃く出る色が動きます。学生時代は情熱的なエロスが強かった人が、生活を共にする段階では現実的なプラグマや友愛的なストルゲが前に出てくる、というのはよくあることです。同じ人でも相手が変われば出方が変わります。この結果はいまの自分の説明書として受け取ってください。
どのタイプがいちばん良い恋愛ができますか?
順位はつけられません。6つのスタイルはどれも、活きる場面と苦労する場面の両方を持っています。献身的なアガペーは相手に安心を与えますが自分が消耗しやすく、自由なルダスは生活を保てますが相手を不安にさせやすい。大事なのは自分のスタイルの優劣ではなく、相手のスタイルが自分と違うと知っておくことです。違いを知れば、すれ違いの多くは説明可能になります。
相手と相性のいいタイプはありますか?
決まった正解の組み合わせはありません。似たスタイル同士は理解しやすい反面、同じ弱点を共有します。違うスタイル同士はぶつかりやすい反面、互いの欠けを補えます。実際にうまくいっているカップルには両方のパターンがあります。相性を型で判定するより、相手が何を愛情表現と受け取るのかを直接聞いてみるほうが、はるかに役に立ちます。
マニアが高く出ました。悪いことでしょうか?
悪いことではありません。マニアの高さは、相手に真剣に向き合える深さの表れでもあります。ただし不安から確認や連絡を重ねると、自分も相手も消耗しやすいのは事実です。有効なのは感情を打ち消そうとすることではなく、行動の手順を先に決めておくことです。送る前に書き出す、待つ時間を決める、といった小さな工夫が効きます。不安が強く生活に支障が出ている場合は、医療機関や公的な相談窓口にご相談ください。
恋愛経験がほとんどなくても答えられますか?
答えられます。その場合は「もし好きな人ができたら、たぶん自分はこうなる」という想像で回答してください。恋愛観は実際の交際経験がなくても、家族や友人との関わり方、物語への感情移入などを通してある程度は形づくられています。ただし経験を重ねると結果が変わる可能性は高いので、しばらくしてから測り直してみると変化そのものが発見になります。
複数のタイプが同じくらいの高さになりました。どう読めばいいですか?
珍しいことではありません。ラブスタイルはどれか一つだけを選ぶ分類ではなく、六つの色の配合として表れます。二つや三つが並ぶのは、あなたの恋愛が複数の面を持っているというだけのことです。同点のときは無理に一つへ絞らず、上位に並んだスタイルの説明を続けて読んでみてください。たとえば情熱と現実が並ぶ人は、強く惹かれながら頭では条件を確かめており、その落差に自分でも戸惑いやすい、という読み方ができます。組み合わせで読むほうが、ひとつの型に当てはめるより実感に近づきます。
ラブスタイル理論はどこまで科学的に確かめられているのですか?
正直にお伝えすると、ラブスタイル理論は愛し方を整理するための枠組みであり、性格特性の研究ほど強く検証されているわけではありません。もともとは Lee が面接や資料をもとに六つの型を記述したもので、その後 Hendrick & Hendrick らが質問紙として測る方法を整えました。文化や年代によって出方が変わることも指摘されています。ですからこの結果は、当たり外れを競う判定ではなく、自分の恋愛の傾向を言葉にして相手と話し合うための共通の語彙として使うのが現実的です。
相手のラブスタイルを知るにはどうすればいいですか?
いちばん確実なのは、推測ではなく本人に聞くことです。相手の言動から型を判定しようとすると、当たっていても外れていても決めつけの材料になりやすくなります。おすすめは、この診断を一緒に受けて結果を見せ合うか、日常の会話でどんなときに大切にされていると感じるか、連絡はどのくらいの頻度が心地よいかを具体的にたずねることです。目的は相手を分類することではなく、相手が何を愛情として受け取るのかを知ることにあります。そのうえで自分の伝え方を選び直すほうが、関係は動きます。
結果をパートナーに見せてもいいですか?
共有すること自体は良い使い方です。ただし、結果を相手の言動を責める材料にすると逆効果になります。あなたはこの型だから不誠実だ、といった使い方は、診断が本来できないことを求めています。おすすめは、相手の説明ではなく自分の説明として渡すことです。私はこういう場面で不安になりやすいらしい、こう伝えてもらえると届きやすい、という形なら、相手も身構えずに受け取れます。相手が受けたがらない場合は無理にすすめず、自分の結果だけを共有する形でも十分に役立ちます。
嫉妬や不安は、どこまでが自然でどこからが問題なのでしょうか?
感情と行動を分けて考えると整理しやすくなります。嫉妬や不安を感じること自体は誰にでも起こることで、それ自体が問題なのではありません。一方で、相手の携帯を見る、居場所や交友関係を細かく確認する、外出や人付き合いを制限するといった行動は、相手の自由を侵すものであり、気持ちの強さでは正当化できません。不安が強い日は、確認を増やす代わりに、自分が何を怖いのかを書き出してみてください。また、相手の言動に恐怖を感じる、行動を制限されているという場合は、ひとりで抱えずに信頼できる第三者や公的な相談窓口・専門機関にご相談ください。
この診断をもっと深く理解する
ご利用にあたって
本診断は自己理解を目的としたもので、医学的な診断・治療・専門的アセスメントの代わりになるものではありません。
回答内容はあなたのブラウザ内だけで処理され、サーバーには送信・保存されません。
気分の落ち込みや不安が続くなど、生活に支障を感じる場合は医療機関や専門の相談窓口にご相談ください。